ステップ3:結果
1店舗あたり、月の売上が600万円ぐらいほしい
あなたが選んだサロン形態は、
1店舗あたり、月の売上が600万円ぐらいほしい年間7,200万円クラスです。
あなたが選んだ売上規模は「大型サロン」に該当します。
多店舗展開例
- 3店舗なら
- 月600万✕3=1,800万円(年間:2億1,600万円)
- 5店舗なら
- 月600万✕5=3,000万円(年間:3億6,000万円)
- 10店舗なら
- 月600万✕10=6,000万円(年間:7億2,000万円)
店舗のイメージ写真
大型サロンの設備や規模感とは?
- お客様(来店客)が支払う代金の相場(客単価)から逆算しますと、施術ベッドを5台用意して、スタッフを8人〜を雇うことで生み出せる売上規模となります。
- この規模なら、店舗(テナント)の広さは約30坪程度が必要となり、物件の取得時におおよそ200万円程度の費用が必要となります。(自社ビルをお持ちなど、所有物件を利用される場合この費用は除外。)
大型サロンの収益シミュレーション
-
スタッフ8人以上の大型サロンの場合
物件取得時(200万円)+内装費- 店舗/テナント
- 立地/駅近
- 広さ/30坪
- ベッド数/5
項目 毎月平均 新規獲得客 40人 売上 600万円 家賃 60万円 人件費 300万円(8人シフト制) F C 管理料 10万円 機器整備費 30万円 消耗品 5万円 広告宣伝費 30万円 諸経費 15万円 収支後の利益 240万円/月 ※諸経費:光熱費、通信費、保険など
- 上記のシミュレーションでは、月の売上(月商)が600万円、そして利益が240万円となります。
- 年間に換算しますと年商7,200万円(600万円✕12ヶ月)で利益が2,880万円(240万✕12ヶ月)となります。
- 独自サロンの場合は、上記シミュレーションの「FC管理料」が不要です。独自サロンとは、フランチャイズに加盟せず、自分で考えたお店の名前(独自の店名)で始める形態です。
大型サロンを経営するポイント
- 固定費が高いため、集客とクロージング力の高さが重要となります。
- 固定費とは、主に家賃とスタッフの人件費となります。売上が上がらなくても必ず支出する費用となるため経営のバランス力が問われます。
- クロージング力とは、来店された人数から契約できるカウンセリングの力です。このクロージング力がとぼしいと、たくさんの来店があったとしても実際の売上は想定より低いものとなります。スタッフ教育が欠かせません。
- 集客については、地域によって効果的な広告媒体が異なります。広告にかける費用と来店人数を見ながら調整していくことが必要です。
- 開業後、固定費が高いため、お店の維持をしていくために利益を出し続ける必要があります。新規のお客様ばかりを狙っていては広告費の比率が圧縮できないため利益率が低いままとなります。よくある脱毛サロンの倒産にならないよう、顧客ばなれの対策と、そこから収益を上げる仕組み化が重要です。
- 多店舗経営の場合、店舗ごとに店長を配置し、3店舗ごとにそれを統括するマネージャー的存在の幹部職員が必要になってきます。現場のスタッフ教育とは別に幹部職員への経営的教育が必要になってきます。
まとめ
大型サロンの場合、固定費が高いため経営センスが問われます。集客やクロージング力の確率を上げていくためには、デメリットも含め現実的な実例を参考にし、どのようにすれば収益を維持できるのか、具体的なイメージを作って開業に挑みましょう。多店舗展開の場合には、店舗運営を仕組み化していくことが欠かせません。
大型サロンの場合は、投資費用も大きいためギャンブル的な投資にならないよう事例を知って確からしさをつかんでいきましょう。